【Windows対応】Node.jsをインストールする手順と動作確認方法|初心者向けガイド

Node.js

Node.jsはWeb開発に欠かせない環境ですが、初心者にとってインストール手順は少し不安が伴います。本記事では、Windowsユーザー向けに、つまずかないための確認ポイントから具体的な手順、動作確認方法までをわかりやすく解説します。

スポンサーリンク

Node.jsをWindowsにインストールする前に確認しておく3つのポイント

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • Node.jsとは何か、なぜ必要なのか
  • LTS版とCurrent版の違いと選び方
  • インストールに必要な事前準備(OSバージョンや管理者権限の確認)

Node.jsをスムーズに導入するためには、事前に基本知識や環境条件を理解しておくことが大切。特に「LTS版とCurrent版の違い」や「必要な準備」を把握しておくと、インストール後に不具合で悩むリスクを減らせます。

ここでは初心者が最初に押さえておくべき重要ポイントを整理します。

Node.jsとは何か、なぜ必要なのか

Node.jsは、JavaScriptをブラウザだけでなくPC上でも動かせるようにした実行環境です。これにより、サーバーサイドの開発やコマンド操作にもJavaScriptを活用できるようになりました。特にWebアプリ開発の分野では、フロントエンドのReactやNext.jsなどと組み合わせて利用するのが一般的です。

初心者にとって重要なのは、Node.jsを導入することで「教材どおりに学習を進められる環境が整う」という点。逆に言えば、Node.jsを導入できないと学習の最初の一歩でつまずきかねません。

Web開発の基盤を支えるツールとして欠かせない存在だからこそ、早めに正しく導入して慣れておくことが大切です。

LTS版とCurrent版の違いと選び方

Node.jsの公式サイトには「LTS」と「Current」という2種類のバージョンが用意されています。

LTSは「Long Term Support (長期サポート版)」の略で、安定性が重視されており、多くの教材や企業環境で推奨されるバージョン。一方、Currentは最新の機能をいち早く試せる反面、動作が不安定になることもあります。

初心者が迷った場合は、必ず LTS版を選ぶのが正解 です。これにより、教材との不一致を避けられ、トラブルに巻き込まれるリスクも減ります。実際にReactやNext.jsなどのフレームワークも、LTSを前提に解説しているものがほとんど。

学習の効率や安定性を考えても、まずはLTSを選び、Currentは慣れてから試すと安心です。

インストールに必要な事前準備 (OSバージョンや管理者権限の確認)

Node.jsをWindowsに導入する前に、PC環境の確認をしておきましょう。

まず、Windows 10以降のOSであれば基本的に問題なく利用できます。古いOSを使っている場合は、動作しないことや不具合が起きる可能性があるため注意が必要です。

次に、インストール時には管理者権限が求められる場面があります。特に会社のPCや制限付きアカウントを利用している場合は、権限の有無を確認しておきましょう。また、過去に古いバージョンをインストールしている場合は、アンインストールしてから進めるとエラーを防ぎやすくなります。

これらの準備を事前に整えることで、スムーズにインストールを進められ、途中でつまずくリスクを大幅に減らせます。

スポンサーリンク

Node.jsをWindowsにインストールする手順を解説

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 公式サイトからダウンロードしたインストーラでNode.jsをインストール
  • インストールが無事完了しているかを確認
  • よくあるエラーと解決方法

公式サイトからダウンロードしたインストーラでNode.jsをインストール

Node.jsをWindowsに導入する際は、公式サイト(https://nodejs.org/ja)からインストーラを入手するのが安全です。非公式サイトから配布されているファイルはセキュリティリスクがあるので利用を避けて、必ず公式から取得しましょう。

各プルダウンリストにて、インストール先のPCスペックと一致する選択肢が選ばれているか、Node.jsのバージョン選択肢で「LTS」が選ばれているかを確認し、「Windowsインストーラー(.msi)」ボタンをクリックします。

ダウンロードしたインストーラを実行します。

セットアップウィザードがインストール作業の準備を開始します。

「Next」ボタンをクリックします。

「ライセンス契約の条件に同意する」にチェックをつけ、「Next」ボタンをクリックします。

Node.jsのインストール先フォルダを指定する画面。変える必要がなければ、そのまま「Next」ボタンをクリックします。

どの機能をインストールするか選ぶ画面です。初期設定のままで問題ないので、そのまま「Next」ボタンをクリックします。

ネイティブモジュール用ツールを入れるかどうか設定する画面。ネイティブモジュールとは、一部のnpmパッケージが「C/C++で書かれており、インストール時に“コンパイル(ビルド)”が必要なもの」のこと。

チェックないで問題ないので、そのまま「Next」ボタンをクリックします。

「Install」ボタンをクリックします。

インストール実行中。

インストールが完了しました。「Finish」ボタンをクリックすればセットアップ作業は終了です。

スポンサーリンク

インストールが無事完了しているかを確認

「PowerShell」または「コマンドプロンプト」を開き、node -v コマンドと npm -v コマンドを実行してみましょう。Node.jsとnpmのバージョン情報がそれぞれ表示されればインストール成功です。

もし「command not found」や「認識されません」といったエラーが出る場合は、環境変数の設定に問題があるか、インストールが正しく完了していない可能性があります。その場合は再インストールを試すのが確実です。

次にnpmを利用できるか確認します。
npm(Node Package Manager)は、Node.jsと一緒に導入されるパッケージ管理ツールです。外部ライブラリを追加する際に欠かせないため、正しく動作するかを確認しておきましょう。

まず任意のテストフォルダを用意してcdコマンドでそのフォルダに移動しておきます。
そのうえで npm init -y コマンドを実行します。

この操作で「package.json」というファイルが生成されれば、npmが正常に動作している証拠です。

さらに試しに npm install lodash コマンドを実行することで、ライブラリを導入できます。

フォルダ内に「node_modules」フォルダが作成されれば成功です。

よくあるエラーと解決方法

Node.jsのインストール時にエラーが発生することがあります。

まず多いのが「権限エラー」。これは管理者権限がない状態で実行した場合に起きやすいエラーです。これはインストーラを右クリックして「管理者として実行」を選んで実行すれば解決できます。

次に「既存バージョンとの競合」があります。過去にNode.jsをインストールしていた環境では、新旧が干渉して動作不良になることがあります。この場合は前もってコントロールパネルから古いNode.jsをアンインストールし、新しいものを再度導入してください。

また、インストーラ自体が起動しないケースもあります。これはダウンロードが不完全な場合や、セキュリティソフトが妨げている場合に起こります。公式サイトから再度インストーラを取得し、必要なら一時的にセキュリティ設定を調整することで解決可能です。

こうした対処を知っておくと、不安なくインストールを進められます。

まとめ

本記事で学んだポイント

  • Node.jsはWeb開発の基盤となる実行環境であり、npmとあわせて導入することが重要
  • LTS版を選ぶことで安定した学習環境を整えられる
  • インストーラは公式サイトから取得し、基本的にはデフォルト設定で進めれば問題ない
  • インストール後はコマンドでバージョン確認とnpmの動作確認を行う

この記事を参考に環境を整え、学習の最初の壁を乗り越えてください。そして、ReactやNext.jsといったフレームワークに挑戦し、Web開発スキルを充実させていきましょう。